日本商工会議所きらり輝き観光振興大賞で「おかやるく」が「奨励賞」を受賞しました。
本表彰は、地域の個が光り、他の商工会議所の模範となるような観光振興活動に取り組む商工会議所を顕彰することを目的に、2008年度に創設したもので、今回で15回目となります。
2024年度全国商工会議所きらり輝き観光振興大賞
https://www.jcci.or.jp/news/news/2024/1126140000.html
■地域(商工会議所)概要
- 岡谷市は精密機械を中心とした製造業が主要産業。製糸業(シルク産業)、醸造業(味噌、酒、醤油)等、地域に根付く産業や文化はあるものの、観光につなげるノウハウが不足しており、観光への取組はほとんどない状況が続いていた。
- 最近では市内で映画の撮影が行われることが多い。特に「ゴジラ1.0(アカデミー賞視覚効果賞受賞)」では作品の重要なシーンが旧岡谷市役所庁舎で撮影され、映画のファンが多く訪れている。
■取組の概要・ポイント
- 地元住民ですら知らない、もしくは当たり前すぎて魅力に気づいていないものを観光コンテンツとして発信するため、2017年度、まちあるきイベント「おかやるく」を開始。
- 製糸業や醸造業といった地域産業や、食文化、歴史的遺跡、神話ゆかりの地等、幅広いジャンルの地域資源を、観光コンテンツとして活用している。
- おかやるくは岡谷市の特徴や魅力を深堀することで、域外への魅力発信や誘客につなげるだけでなく、地域住民が自身のまちに誇りを持つことを目指しており、ガイドは地域住民が務める。ガイドがそれぞれコースを設定、これまでに約30種のコースが実施された。
- 2024年5月には、参加者がまちあるきや案内ツアーをビジネスチャンスと捉え、「SUWAエクスペリエンス」というガイドツアー事業を開始。おかやるくをきっかけに民間事業者がビジネスへと昇華させる効果も生まれてきている。
これからも、岡谷市の魅力を多くの人達に伝えられるような、素敵なツアーを企画してまいります。