岡谷と諏訪大社上社の繋がり
ガイド:坂間雄司さん
岡谷と上社の繋がり1
駒沢/上社縁の寺院と四根梶
4月28日(日)9:30から11:30
告知ページ:https://okaya-aruku.okayacci.or.jp/course/20240428am/
快晴。新緑と春の日差しの中、天竜川東側の斜面に広がる駒沢地区を歩きます。明治以前は諏訪大社上社の社領だったこともあり、その痕跡を駒沢諏訪社や昌福寺で探したり、湊・小坂との繋がりを聞きながら、御社宮司社や史跡、石造物群を観察します。大きな蔵を構えたお屋敷風な民家や立派な石垣が残る路地も趣が残っていて、往時の豊かさを感じることができました。
岡谷と上社の繋がり2
橋原/神長守矢氏と洩矢神社
4月28日(日)13:30から15:30
告知ページ:https://okaya-aruku.okayacci.or.jp/course/20240428pm/
かつて十五社だった熊野神社や隣の真福寺との関係を聞き、藤島社と洩矢神社を訪ね、この場所に伝わる建御名方命の諏訪入りに抵抗した土着神モレヤ神との伝承に思いをはせます。なぜ、この場所なのか、そして彼らが戦った時に使ったとされる鉄の輪や藤蔓は何を表しているのか。想像力を刺激される歴史散歩となりました。
岡谷と上社の繋がり3
湊/上社大祝分家・小坂氏所領
5月3日(祝)9:30から11:30
告知ページ:https://okaya-aruku.okayacci.or.jp/course/20240503am/
湊地区は、かつては上社の大祝を祖とする小坂氏の所領。小坂中村地籍の枝垂れ桜がある場所は、その小坂氏の子孫の墓地でした。その後巡った小坂御頭御社宮司社、小坂の七御社宮司社、小坂鎮守、若宮神社は祭神が諏訪大社祭神の姉弟や、御子ばかり。諏訪信仰が色濃く生きている場所でした。味澤氏の鎮守、天宮神社から眺める諏訪湖風景の美しいこと。
岡谷と上社の繋がり4
長地/上社の門番神・出早雄神
5月3日(祝)13:30から15:30
告知ページ:https://okaya-aruku.okayacci.or.jp/course/20240503pm/
諏訪大社祭神の御子神二柱が祀られている出早雄小萩神社は、横川渓谷の出口、扇状地の最上部に鎮座。横河川の治水を担っているようでした。また、この辺りの山々には7・8世紀の古墳が多数あることを学び、間近に石室を覗き込みながら、往時の営みを想像します。土器の標式にもなった梨久保遺跡では、偶然見つけた黒曜石の美しさを実感。道中から時々諏訪湖の向こうに富士山が見えました。
岡谷と上社の繋がり5
有賀/洩矢神の孫・チカトウ神
5月4日(土)9:30から11:30
告知ページ:https://okaya-aruku.okayacci.or.jp/course/20240504am/
千鹿頭神社の千鹿頭(チカトウ)神は洩矢神の孫、蓼宮神社の草奈井姫神は洩矢神の娘・多満留姫と出早雄神の娘といわれており、諏訪に息づく土着の神々との繋がりの強い場所なのだと感じました。蓼宮神社では社殿を背にして鳥居を望むと、その先に蓼科山の山頂が顔を覗かせている気づきを得られました。その後、有賀七御社宮司社のいくつかを巡り、胡桃沢神社では八本の御柱が立っている由縁を聞き、信仰が今よりもずっと生活の中で大きな位置を占めていた事を感じ取ることができました。
岡谷と上社の繋がり6
中洲・宮川/上社本宮・守矢家・前宮
5月4日(土)13:30から15:30
告知ページ:https://okaya-aruku.okayacci.or.jp/course/20240504pm/
5月の眩しい晴天のもと「おかやるく」がとうとう諏訪市を経て茅野市へ越境。岡谷市の出早小萩神社の祭神と繋がりのある上社本宮の出早社や、洩矢神社と関わりのある守矢家の居館、小坂氏の祖・上社の大祝がかつて居住した前宮を訪ねました。本宮や前宮は、どことなく遠い存在だと思っていましたが、お話を聞きながらその場所に立つと、近しく親しい存在に感じ不思議な気持ちになりました。