スゴイモノ、スゴイ場所、ざっくざく。2025秋のおかやるく


この秋のおかやるくは、スペシャル企画が2つ。1つは、大昔調査会とのコラボで、諏訪の歴史を語る上で重要な遺跡、かつての諏訪国(すわのくに)の中心を歩き、ドローンで空から見るコース。もう1つは14年ぶりの文化財指定となった新倉十五社の江戸時代のお面の故郷へ。現地でお面も拝見できます。他にも、人気のコースや新コース、リニューアルコースも登場。皆さんを岡谷の豊かな歴史の実りへご案内します。

●2025年10月25日(土曜日)13:30
「大昔調査会」共同開催 10月25日 古代 諏訪の都「榎垣外遺跡」を歩く
大昔調査会とのコラボで実現したスペシャル企画。奈良・平安時代の諏訪郡、また諏訪国の中心とされる榎垣外遺跡で、当時の役所跡などの遺構や遺物の出土地を大昔調査会のスペシャルガイドとともに訪ね、諏訪の都の痕跡を探ります。最後にドローンの空撮映像で、榎垣外遺跡を空から観察。遺跡のスケール感をお楽しみいただきます。
詳細ページはこちら(定員に達しましたので締め切りました)

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●2025年10月26日(日曜日)9:30
1万3千年前の土器片が出た・中島B遺跡周辺
出土当時は日本最古、今でも最古クラスの縄文時代草創期の土器片が岡谷から。そんな大昔から人が暮らした遺跡をはじめ、中山道沿いの旧家や神社、古墳跡などを巡ります。意外な場所にさまざまな時代の人の営みの跡が残されています。
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●2025年10月26日(日曜日)13:30
【RENEW】重要文化財の顔面把手付深鉢はココ・海戸遺跡周辺
縄文時代中期に生まれた顔面把手付深鉢は、顔が外側に向いたレアなもの。出土した海戸遺跡は、かつては諏訪湖に突き出す岬のような場所だったとされます。今回のルートは、諏訪湖の湖水面との関係に注目し、湖畔から登っていくルート。湖水の増減を実感できるはずです。
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●2025年11月2日(日曜日)9:00
【SP】祝・文化財登録、江戸時代のお面たちのふるさと・川岸新倉
岡谷初の民俗文化財として登録された新倉十五社の面。江戸時代のもので、岡谷はもちろん諏訪地方でも貴重なもの。大切に伝えてきた新倉地区は、御頭制度という400年続く慣習を今も守り、小さな神社や祠、お堂、道祖神などが点在する古い集落。なお、散策当日は新倉十五社の例大祭の日、指定された11個の面も展示され、ガイド後にご覧いただきます。
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●2025年11月2日(日曜日)13:30
諏訪の稲作はココから・庄ノ畑遺跡周辺
2025年の春、初登場で人気だったコース。注目は、諏訪の稲作が始まったとされる庄ノ畑遺跡。一帯は街中ですが、メインの通りから中に入ると、神社や祠、石造物が点々と連なり、隠れた古都といった趣です。
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●2025年11月2日(日曜日)17:00
ウマいグルメの食べあるき
馬刺しや馬もつ煮といった定番の料理ではない馬肉料理を提供するお店の“ウマいグルメ”を食べあるきます。このコースに参加しないと味わえない限定メニューも一部あるかも!
※料理写真はイメージです。
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●2025年11月3日(月曜日・祝日)9:30

【RENEW】かつての諏訪湖岸を巡る・花岡・湊地区
長い時間をかけて増減を繰り返した諏訪湖。今の大きさに近づいたのは江戸時代頃。ここ湊地区は、その頃、旧道までが諏訪湖でした、今でも残る古い湖岸線をたどりながら、旧道沿いに連なる神社などを探訪。かつての街の趣を楽しみながら歩く2時間です。
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●2025年11月3日(月曜日・祝日)13:30
【NEW】謎多き浜の南宮を辿る・南宮地区
1356年の“諏訪大明神絵詞‘に記述があり、かつて諏訪湖岸にあった南宮神社。巨木がそびえ、目印だったとも。今はなき南宮神社跡をはじめ、遷座先の神社などを湖畔から横河川沿いに遡って辿ります。
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●2025年11月8日(土曜日)10:00
歴史的建造物発掘ツアー2025秋
岡谷市中心市街地の身近にある歴史的建造物を発掘し、まちの歴史や建物の楽しさを発見して巡ります。開催当日は建物内の見学もできる場所もあります。
詳細ページはこちら

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【満員御礼】「大昔調査会」共同開催 10月25日 古代 諏訪の都「榎垣外遺跡」を歩く

10月1日現在、定員に達しましたので予約を締め切らせて頂きました。多数の申し込みありがとうございます。
来年春以降にも「おかやるく」として開催できればと思いますのでご了承くださいますようお願い致します。

共催:岡谷市教育委員会


大昔調査会とのコラボで実現したスペシャル企画。奈良・平安時代の諏訪郡、また諏訪国の中心とされる榎垣外遺跡で、当時の役所跡などの遺構や遺物の出土地を大昔調査会のスペシャルガイドとともに訪ね、諏訪の都の痕跡を探ります。最後にドローンの空撮映像で、榎垣外遺跡を空から観察。遺跡のスケール感をお楽しみいただきます。

開催日:2025年10月25日(土曜日)
13:30集合・長地公民館駐車場〜スクモ塚古墳〜官衙遺構〜目切・神社遺構(奈良時代)〜鎮神社〜清水田地区〜山の手地区→榎垣外地区〜金山東地区〜長地公民館・ドローン空撮映像解説 (約3.3km)

定員:30名(先着予約順)
特別参加費/大人500円(税込) 小中学生250円(税込)
案内人:おかやるく・大昔調査会

予約申込みはこちら(定員に達しましたのでリンクを外しました)

駐車場は、長地公民館(岡谷市長地支所)の駐車場をご利用ください。
https://maps.app.goo.gl/VUU99QLW7fQJpYTu9

お問い合わせ:大昔調査会(090-8328-2544)

本イベントの他、一般社団法人 大昔調査会主催で、10月4日(岡谷美術考古館)や、11月15日(岡谷市カルチャーセンター)でもイベントがございます。詳しくはこちらのチラシをご覧ください。


【参加無料】まちづくりを考えるトークイベント「まちあるきで岡谷の魅力再発見」(終了しました)

まちあるきで岡谷の魅力再発見

まちづくりを考えるトークイベント(参加無料)

開催日時:2025年7月12日(土)19:00-20:30
場所:カネイチビル1階イベントスペース
ゲスト:田中潤介氏(NPO法人長崎コンプラドール事務局長)

「岡谷っていいよね!」「すごいよね!」をもっと広めよう
岡谷商工会議所では、2017年からまちあるきを通じて岡谷の魅力を知り、まちへの愛着を高めることを目的としたまちあるきイベント「おかやるく」を毎年春・秋に開催しています。地元住民がガイドとなりまちを案内するおかやるくは、今年の春に14回目を開催しましたが、岡谷のまちを好きになる方が一人でも多くなることを、これからも目指していきます。
今回は、まちあるきお先進事例であり、おかやるくのモデルとしている「長崎さるく」の立ち上げから携わり現在もガイドとして活躍している田中潤介氏をゲストに招き、シビックプライド醸成などまちあるきによるまちへの効果についてお話いただくトークイベントを企画しました。まちの魅力を再発見する手法やまちあるきにとどまらず「まちづくり」への波及効果について考える機会となるよう開催します。

●ゲストプロフィール
田中潤介氏
NPO法人長崎コンプラドール事務局長

1956年長崎市生まれ。生来のイベント・祭り・旅好きが高じて、日本初のまちあるき博覧会「長崎さるく博'06」において第一期市民プロデューサーに就任。企画立案から携わり、コース策定やガイド指導を行うかたわら自らもガイドとしても活動。博覧会後NPO法人長崎コンプラドールを立ち上げ事務局長に就任。
まちあるき観光推進のための各種講演・ワークショップ等で全国各地を飛び回る。
長崎さるく:https://saruku.nagasaki-visit.or.jp/

●お問い合わせ先

【主催】岡谷商工会議所
tel.0266-23-2345


2025.4.29 シルクフェア関連コースのご案内


おかやるく2025春では、29thシルクフェア(シルクフェア実行委員会主催)に合わせて以下のコースにシルクの歴史の要素を取り入れて企画しています。

シルクフェア公式サイトはこちら

https://okayasilk.jp/news/silkfair/

①小井川と小口の杜〜諏訪の弥生時代が始まる所

岡谷の銀座、通りを外れるとそこにはいくつかの杜。意外にも信仰に篤い地。しかも、一帯は諏訪の稲作が始まった弥生遺跡地。また、シルクに関わる遺産も点在。見るべきものが多い、濃いエリアです。
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②歴史的建造物発掘ツアー2025春

岡谷市中心市街地の身近にある歴史的建造物を発掘し、まちの歴史や建物の楽しさを発見して巡ります。開催当日は市内でシルクフェアも開催されており、建物内の見学もできる場所もあります。
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③天王の杜〜弥生時代の大王の在所

一昨年、国立博物館から里帰りした弥生時代の壷入りの勾玉・管玉300点以上。ここを含む県内3例以外に、国内で類例なし、というレアなお宝。出土地はこのエリア内。発見のきっかけは、明治の製糸家たちとかかわりが。昔々の弥生時代と、明治時代がつながる街歩きです。
詳しくはこちら

※シルクフェアのチラシで参加費用の間違いのお知らせ
チラシの表示で上記イベントの参加費用に間違いがありました。正しくは以下の通りです。
①小井川と小口の杜〜諏訪の弥生時代が始まる所:2,000円(税込)
②歴史的建造物発掘ツアー2025春:1,000円(税込)
③天王の杜〜弥生時代の大王の在所:2,000円(税込)


あの杜には何が?|おかやるく2025春

※本掲載の情報に一部間違いがございました。
詳細ページや参加者への事前メールには正しい記載でご案内しております。
大変申し訳ありませんでした。(5月4日掲載)

誤:5月5日(土)13:30~(約2時間)
正:5月5日(土)9:30~(約2時間)

あの杜には何が?

岡谷の街のあちこちに点在する杜。目にも鮮やかな緑に心も体も癒されますが、思えば、なぜそこに杜があるのでしょう? 街中の気になる杜を訪ね、その周辺をてくてく歩いて、杜にまつわる様々な背景を探ります。

ガイド:坂間雄司さん
定員:各10名(最小催行人数5名)
参加費:各2,000円(税込)

4月29日(祝日)9:30~(約2時間)
あの杜には何が?①
小井川と小口の杜〜諏訪の弥生時代が始まる所
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4月29日(祝日)13:30~(約2時間)
あの杜には何が?②
天王の杜〜弥生時代の大王の在所
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5月3日(祝日)9:30~(約2時間)
あの杜には何が?③
洩矢の杜〜弥生時代・ハシバラの国、神話の里
詳細はこちら

5月3日(祝日)13:30~(約2時間)
あの杜には何が?④
鎮の杜〜奈良時代・諏方國の都
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5月4日(祝日)9:30~(約2時間)
あの杜には何が?⑤
小部沢の杜〜平安時代・岡屋牧の中心
詳細はこちら

5月4日(祝日)13:30~(約2時間)
あの杜には何が?⑥
出早と今井の杜〜建御名方神、今井兼平、それぞれの後裔
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5月5日(土)9:30~(約2時間)
あの杜には何が?⑦
柴宮の杜〜宗良親王、所縁の地
詳細はこちら

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同時開催の街歩きイベントはこちら
歴史的建造物発掘ツアー2025春


全国商工会議所きらり輝き観光振興大賞で「おかやるく」が「奨励賞」を受賞

日本商工会議所きらり輝き観光振興大賞で「おかやるく」が「奨励賞」を受賞しました。
本表彰は、地域の個が光り、他の商工会議所の模範となるような観光振興活動に取り組む商工会議所を顕彰することを目的に、2008年度に創設したもので、今回で15回目となります。

2024年度全国商工会議所きらり輝き観光振興大賞
https://www.jcci.or.jp/news/news/2024/1126140000.html

■地域(商工会議所)概要

  • 岡谷市は精密機械を中心とした製造業が主要産業。製糸業(シルク産業)、醸造業(味噌、酒、醤油)等、地域に根付く産業や文化はあるものの、観光につなげるノウハウが不足しており、観光への取組はほとんどない状況が続いていた。
  • 最近では市内で映画の撮影が行われることが多い。特に「ゴジラ1.0(アカデミー賞視覚効果賞受賞)」では作品の重要なシーンが旧岡谷市役所庁舎で撮影され、映画のファンが多く訪れている。

■取組の概要・ポイント

  • 地元住民ですら知らない、もしくは当たり前すぎて魅力に気づいていないものを観光コンテンツとして発信するため、2017年度、まちあるきイベント「おかやるく」を開始。
  • 製糸業や醸造業といった地域産業や、食文化、歴史的遺跡、神話ゆかりの地等、幅広いジャンルの地域資源を、観光コンテンツとして活用している。
  • おかやるくは岡谷市の特徴や魅力を深堀することで、域外への魅力発信や誘客につなげるだけでなく、地域住民が自身のまちに誇りを持つことを目指しており、ガイドは地域住民が務める。ガイドがそれぞれコースを設定、これまでに約30種のコースが実施された。
  • 2024年5月には、参加者がまちあるきや案内ツアーをビジネスチャンスと捉え、「SUWAエクスペリエンス」というガイドツアー事業を開始。おかやるくをきっかけに民間事業者がビジネスへと昇華させる効果も生まれてきている。

 

これからも、岡谷市の魅力を多くの人達に伝えられるような、素敵なツアーを企画してまいります。


歴史的建造物発掘ツアー2024秋は11月10日へ順延しました。

11月2日(土曜日)予定だった歴史的建造物発掘ツアー2024秋は、雨天のため順延しました。
ぜひ、気持ち良い秋空の下の街歩きにお誘い合わせの上ご参加ください。

歴史的建造物発掘ツアー2024秋


おかやるく2024秋

お待たせしました!2024年秋のおかやるくのコースを公開致します。

<眠れる考古館と山中遺跡 with岡屋・大昔DAY&始まりの地(考古編・民族編)>

この秋の歴史系おかやるく。大昔調査会とのコラボで幻の考古館・岡屋考古館と岡屋遺跡の見学を実施。また、岡谷の知られざる歴史を知る “始まりの地”シリーズは、考古編と民俗編にわけ、市内の重要史跡などを巡ります。岡谷って知られていないだけで、スゴイもの、スゴイ場所、けっこうあるんですよ。
ガイド:坂間雄司さん

◯コース詳細
10/27(日曜日・午前):眠れる考古館と山中遺跡with岡屋・大昔DAY
10/27(日曜日・午後):「稲作の始まり・力持つ者」天王垣外(てんのうがいと)遺跡他
11/03(日曜日・午前):「諏方國の中枢へ」榎垣外(えのきがいと)遺跡周辺
11/03(日曜日・午後):「建御名方神と洩矢神の戦いの地」橋原・三沢
11/04(祝日・午前):「建御名方神を継ぐ、出早雄神の地」長地
11/04(祝日・午後):「諏訪の秘境、御頭屋さんのいる里」川岸・新倉

 

<歴史的建造物発掘ツアー2024秋>

岡谷市中心市街地の身近にある歴史的建造物を発掘し、まちの歴史や建物の楽しさを発見して巡ります。
ガイド:浜元氣さん・河西正輝さん

◯コース詳細
11/10(土曜日・午前):歴史的建造物発掘ツアー2024秋
※11月2日は雨天のため10日に延期になりました。

 

<ウマいグルメの食べあるき>

馬刺しや馬もつ煮といった定番の料理ではない馬肉料理を提供するお店の“ウマいグルメ”を食べあるきます。このコースに参加しないと味わえない限定メニューも一部あり!
ガイド:清水 千大さん

◯コース詳細
10/27(日曜日・夕方):ウマいグルメの食べあるき

■主催 岡谷商工会議所
■実施内容(コース一覧はこちら

皆さんのご参加をお待ちしています!


開催レポート─ウマいグルメの食べあるき2024春─

ガイド:清水千大さん
4月28日(日)17:30から19:00
告知ページ:https://okaya-aruku.okayacci.or.jp/course/umagurume/

夕方岡谷駅に集合し歩きながら市内で馬肉を提供するお店を巡ります。ヤマキ武居さんの幻の馬肉メンチカツ、山城屋肉店さんの馬肉の串カツ、八千代食堂さんの馬モツ串焼き、かね吉さんの馬肉ユッケと馬肉ソーセージなど、岡谷名物「馬」料理を堪能いただきました。全部食べるとボリューム満点のメニューですが、ビールなど別途飲み物を注文して楽しんでいる方もいらっしゃいました。(※写真はイメージです。)

●ヤマキ武居さん
TEL:0266-22-2944
定休日:毎週水曜日
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●山城屋肉店さん
TEL:0266-22-4030(お食事処)
TEL:0266-22-2960(小売)
定休日:毎週水、第三水・木連休
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●かね吉さん
TEL:0266-23-3579
定休日:毎週月曜日
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●八千代食堂さん
TEL:0266-22-3035
定休日:毎週水曜日
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※営業時間や休日は変更になる場合があります。事前に確認いただけますようお願い致します。


開催レポート─おかやるく2024春─

岡谷と諏訪大社上社の繋がり
ガイド:坂間雄司さん

岡谷と上社の繋がり1
駒沢/上社縁の寺院と四根梶
4月28日(日)9:30から11:30
告知ページ:https://okaya-aruku.okayacci.or.jp/course/20240428am/
快晴。新緑と春の日差しの中、天竜川東側の斜面に広がる駒沢地区を歩きます。明治以前は諏訪大社上社の社領だったこともあり、その痕跡を駒沢諏訪社や昌福寺で探したり、湊・小坂との繋がりを聞きながら、御社宮司社や史跡、石造物群を観察します。大きな蔵を構えたお屋敷風な民家や立派な石垣が残る路地も趣が残っていて、往時の豊かさを感じることができました。

 

岡谷と上社の繋がり2
橋原/神長守矢氏と洩矢神社
4月28日(日)13:30から15:30
告知ページ:https://okaya-aruku.okayacci.or.jp/course/20240428pm/

かつて十五社だった熊野神社や隣の真福寺との関係を聞き、藤島社と洩矢神社を訪ね、この場所に伝わる建御名方命の諏訪入りに抵抗した土着神モレヤ神との伝承に思いをはせます。なぜ、この場所なのか、そして彼らが戦った時に使ったとされる鉄の輪や藤蔓は何を表しているのか。想像力を刺激される歴史散歩となりました。

 

岡谷と上社の繋がり3
湊/上社大祝分家・小坂氏所領
5月3日(祝)9:30から11:30
告知ページ:https://okaya-aruku.okayacci.or.jp/course/20240503am/
湊地区は、かつては上社の大祝を祖とする小坂氏の所領。小坂中村地籍の枝垂れ桜がある場所は、その小坂氏の子孫の墓地でした。その後巡った小坂御頭御社宮司社、小坂の七御社宮司社、小坂鎮守、若宮神社は祭神が諏訪大社祭神の姉弟や、御子ばかり。諏訪信仰が色濃く生きている場所でした。味澤氏の鎮守、天宮神社から眺める諏訪湖風景の美しいこと。

 

岡谷と上社の繋がり4
長地/上社の門番神・出早雄神
5月3日(祝)13:30から15:30
告知ページ:https://okaya-aruku.okayacci.or.jp/course/20240503pm/
諏訪大社祭神の御子神二柱が祀られている出早雄小萩神社は、横川渓谷の出口、扇状地の最上部に鎮座。横河川の治水を担っているようでした。また、この辺りの山々には7・8世紀の古墳が多数あることを学び、間近に石室を覗き込みながら、往時の営みを想像します。土器の標式にもなった梨久保遺跡では、偶然見つけた黒曜石の美しさを実感。道中から時々諏訪湖の向こうに富士山が見えました。

 

岡谷と上社の繋がり5
有賀/洩矢神の孫・チカトウ神
5月4日(土)9:30から11:30
告知ページ:https://okaya-aruku.okayacci.or.jp/course/20240504am/

千鹿頭神社の千鹿頭(チカトウ)神は洩矢神の孫、蓼宮神社の草奈井姫神は洩矢神の娘・多満留姫と出早雄神の娘といわれており、諏訪に息づく土着の神々との繋がりの強い場所なのだと感じました。蓼宮神社では社殿を背にして鳥居を望むと、その先に蓼科山の山頂が顔を覗かせている気づきを得られました。その後、有賀七御社宮司社のいくつかを巡り、胡桃沢神社では八本の御柱が立っている由縁を聞き、信仰が今よりもずっと生活の中で大きな位置を占めていた事を感じ取ることができました。

 

岡谷と上社の繋がり6
中洲・宮川/上社本宮・守矢家・前宮
5月4日(土)13:30から15:30
告知ページ:https://okaya-aruku.okayacci.or.jp/course/20240504pm/
5月の眩しい晴天のもと「おかやるく」がとうとう諏訪市を経て茅野市へ越境。岡谷市の出早小萩神社の祭神と繋がりのある上社本宮の出早社や、洩矢神社と関わりのある守矢家の居館、小坂氏の祖・上社の大祝がかつて居住した前宮を訪ねました。本宮や前宮は、どことなく遠い存在だと思っていましたが、お話を聞きながらその場所に立つと、近しく親しい存在に感じ不思議な気持ちになりました。